
「多焦点眼内レンズ」はもう古い?白内障 + 老眼を同時に治療する、新世代手術「LAPIC(レーピック)」とは?
「多焦点眼内レンズ」はもう古い?白内障 + 老眼を同時に治療する、新世代手術「LAPIC(レーピック)」とは?
LAPIC(レーピック、レイピック)とは?
突然ですが、「LAPIC(レーピック/レイピック)」という言葉をご存じでしょうか?
これは Laser Assisted Presbyopia-correcting IOL Cataract surgery の略で、 レーザー支援下で老視(老眼)矯正眼内レンズ(PC IOL)を用いた白内障手術のことを指します。
簡単に言えば、白内障と老眼を同時に治療できる、現代最先端の目の手術です。

老視矯正眼内レンズ(PC IOL)という新しい概念をご紹介します。
実はこの「PC IOL」という用語、日本ではまだ一般的ではなく、現在も「多焦点眼内レンズ」という名称が使われています。しかし海外では、「PC IOL」が標準用語となっており、**日本での“多焦点眼内レンズ”という表現は、海外でのPC IOLとほぼ同義と考えられます。**
白内障手術が「ただ濁った水晶体を取り除く」というだけでなく、「老眼も治す」までも視野に入れた選択肢になってきた今、用語の見直しも求められつつあります。
参考資料:日本白内障学会誌 36:12〜17,2024
「老視矯正眼内レンズの新しい見解」ビッセン宮島弘子
「今後、焦点深度拡張型や調節型レンズが進化し需要が高まれば、“多焦点”という呼び方のままでよいのか再考が必要である」
単なる“多焦点”から、“見え方の質”を追求する時代へ。進化する眼内レンズ:「多焦点」から「老視矯正」へ
これまで日本では「多焦点眼内レンズ」という名称が広く使われてきました。
たしかに、遠くも近くも見えるというのは画期的なものでしたが、
- 夜間の光がにじむ「ハロー・グレア」
- 中間距離がやや弱い
- 見え方に慣れるまで時間がかかる
といった課題も抱えていました。
近年では、焦点深度拡張型(EDOF)やハイブリッド型といった
“見え方の質”をより重視したレンズが登場し、
「老視矯正眼内レンズ(Presbyopia-Correcting IOL=PC IOL)」という新しい概念が広まりつつあります。

PC IOLの代表的なタイプ
- 多焦点型(例:PanOptix、Gemetric)
→ 遠・中・近をバランスよくカバーし、眼鏡いらずの生活を目指したい方に最適。 - 焦点深度拡張型(EDOF)(例:Symfony、Vivity)
→ 中間距離に強く、夜間運転など“見え方の質”を重視する方におすすめ。 - ハイブリッド型(例:Odyssey、Synergy)
→ 中間〜近方が特に強化されており、読書やパソコン作業の多い方に向いています。
老視矯正眼内レンズ | |
多焦点 | 2 焦点 |
3 焦点 | |
屈折型 | |
焦点深度拡張型 | |
調節型 |
LAPICが“新世代の手術”といわれる3つの理由
1. 老眼と白内障を同時に治療できる
そんな**“見えにくさ”の悩みを一挙に解決**できるのがLAPICです。
白内障手術で水晶体を取り除くと同時に、PC IOLを挿入することで、
**「明るくクリアな視界」と「老眼鏡のいらない生活」**の両方を実現できます。
2. レーザー支援により精度が高く、安全性も向上
LAPICは、フェムト秒レーザーという高精度レーザーを使って 角膜切開や前嚢切開、水晶核分割を行います。
これにより以下のようなメリットが得られます:
- レンズをブレずに正確に挿入できる
- 術後の視力のバラつきが出にくい
- 手術の安全性が向上し、合併症リスクが低減
3. 自費診療だからこそ、質の高い選択ができる
旅行好きの方、夜間運転をよくされる方、パソコン作業が多い方など、 ライフスタイルに合わせた最適なレンズを選択できるのは、 LAPICだからこその大きな魅力です。
LAPIC(レーピック)体験談集
ここでは、当院でLAPIC(レーピック)を受けられた方々の声を、抜粋してお届けします。リアルな言葉から、手術後の変化を感じてください。
患者様の声(抜粋)
「昔の目に戻ったよう。仕事効率もアップ!」
T様(55歳・美容師)
老眼鏡の掛け外しが必要で仕事に支障が出ていたが、手術後は裸眼で快適に作業でき、自然に見える生活が当たり前に。ゴルフやお客様対応もスムーズになり、「20〜30代の頃の目を取り戻した」と実感。
「裸眼ではっきり見える幸せ」
M様(50代・男性)
小さな数字や図面が読みづらく、日常的にストレス。手術後は近くも遠くも裸眼で見え、車の運転や仕事も快適に。「はっきり見える幸せ」を毎日感じている。
「新しい武器を手に入れた」
I様(50代・女性)
老眼鏡の持ち歩きが面倒で不便を感じていたが、送迎サービスの安心感もあり手術を決断。今では完全に眼鏡不要となり、「ストレスが大きく軽減された」と笑顔に。
「人生が楽になるもの」
K.O様(50代・女性)
パソコン作業や運転での見づらさが改善。裸眼で生活できるようになり、災害時などの不安も軽減。「あとどのくらいの人生か分からないが、これは人生を楽にする手術」と語る。
「人生の転機」
Y.E様(50代・女性)
小さな字が読みにくくなり決断。術後は「小学生の頃に戻ったよう」と感動し、美容や生活全般の意識も向上。「高額だが、それだけの価値がある」と話す。
「作業の精度が上がった」
H.S様(50歳・男性)
造園業でメガネ越しの歪みが作業の妨げに。裸眼でまっすぐ見えるようになり、仕事の質が向上。サングラスやおしゃれ眼鏡も楽しめるように。
「開放感!もう老眼鏡はいらない」
K.N様(55歳・女性)
看護師としての仕事で老眼鏡の煩わしさを痛感。手術後は旅行やスポーツ、仕事も裸眼で快適。「老眼鏡からの開放」が最大の喜び。
「視力復活、快適生活」
N.G様(55歳・男性)
強度近視+老眼で仕事・趣味に支障。術後は図面や野球審判の細かい文字も裸眼で確認できるように。「これまでで一番良い手術だった」と。
まとめ
LAPIC は、白内障と老眼の両方に悩んでいる方にとって、 現時点で最も合理的かつ満足度の高い治療法の一つです。
“目の老化” を前向きに乗り越える手段として、 そして、 “もう一度、裸眼で世界をくっきりと見るための方法”として、 LAPICという選択肢があることを、ぜひ多くの方に知っていただければと思います。
ご自宅でじっくり検討したい方へ – 無料資料郵送のご案内
ご自宅でじっくりご検討いただけるよう、以下の資料を無料でお届けします。
【お届けする内容】
・多焦点眼内レンズについて
・レーザー白内障手術の特長とメリット
・鈴木理事長 著書「多焦点眼内レンズ入門」抜粋冊子
「まだ手術までは考えていないけれど、詳しく知りたい」 「家族と一緒にゆっくり検討したい」 という方も、お気軽にご請求ください。