
厚労省「認可」レンズを選ぶ4つの大きな安心
💎なぜ当院は『厚労省認可レンズ』をご案内しているのか?4つの安心とその理由
「種類が多すぎて、どれを選べば正解か分からない…」
そんな方へ。まず押さえておくと安心なのが「厚生労働省の認可を受けたレンズかどうか」です。
こんにちは!白内障手術でとても大切になるのが「眼内レンズ」選び。
でも、はじめての方には難しく感じますよね。
「いろんな種類があるけど、何を基準に選べばいいの?」
「安全なレンズを使いたいけど、どう見分けるの?」
まずは、一つの分かりやすい指標——それが、「厚生労働省の認可(承認)」です。
本記事では、「認可レンズ」を選ぶと安心できる理由を、初心者にも分かりやすく4つに整理してご紹介します。
✅ 理由1:安全性と効果が「公的に確認」されている
最大の安心ポイントはここ。
国の専門機関である「PMDA(医薬品医療機器総合機構)」が、たくさんの臨床データに基づいて次の点を厳しくチェックします。
- 安全性:体に害はないか、リスクは適切に管理されているか
- 有効性:見え方の改善など、期待する効果が得られるか
この審査を通過したレンズ=「国の基準で安全性・効果が確認済み」の目印です。
初めての方ほど「認可」というシンプルな基準で選ぶと、安心の土台が作れます。
✅ 理由2:万が一でも安心——国内の品質管理と対応体制
認可レンズは、日本の法令に沿った厳密な品質管理のもとで流通します。
もし(とても稀ですが)不具合や予期せぬトラブルが起きた場合も、
- 原因の調査
- 必要に応じた回収(リコール)や情報提供
- 医療機関・メーカー・規制当局の連携
が、迅速に行われる体制が整っています。
大切な目に入れるものだからこそ、「もしも」の備えがあるのは大きな安心です。
✅ 理由3:「選定療養」の対象になりやすい
「多焦点眼内レンズは高そう…」と心配な方も多いはず。
厚労省に認可された多焦点レンズは、『選定療養(せんていりょうよう)』の対象になります。
【カンタン解説|選定療養とは】
レンズ代(多焦点の追加費用)は自費 でも、手術の技術料や検査・薬などの「基本部分」には公的医療保険が使える
→ すべて自由診療にするより、トータル負担が抑えられる可能性があります
※ただし、当院では多焦点眼内レンズ手術を受けられる患者様にはフェムトセカンドレーザー手術を推奨していますので、レーザー手術は選定療養の対象外となります。(フェムトセカンドレーザーについては過去記事をご覧ください。下部にリンクあり)
✅ 理由4:情報がオープン——メリット・デメリットが分かりやすい
認可レンズは、学会・論文・医療機関での情報共有が進んでいます。
そのため、次のようなポイントを「分かりやすい言葉」で説明・相談しやすいのが特徴です。
- メリット:どんな見え方が得意か、どんな生活に向くか
- デメリット:ハロー・グレア(夜のライトがにじむ)などの注意点
- 相性:目の状態・ライフスタイルとのマッチング
情報が透明だからこそ、納得しやすく、後悔の少ない選択につながります。
🏥 当院で取り扱っている「厚労省認可レンズ」について
当院では、原則として厚労省認可レンズを中心にご案内しています。
これは安全性・効果・情報の透明性など、公的な基準で裏付けされた選択肢だからです。
ただし、患者様の目の状態やご希望によっては、未認可レンズも選択肢となることがあります。
未認可=危険ということではなく、個々の症状や最新技術を考慮して最適なご提案をいたしますので、ご安心ください。
「どれが自分に合うか分からない」という方も、メリット・デメリットや費用、サポート体制まで丁寧に説明しますので、お気軽にご相談ください。
🧭はじめての方へ:これだけはチェック(セルフチェック)
- ☐ レンズは厚労省の認可(承認)を受けているか
- ☐ 自分の生活で何を優先したいか(夜間運転・読書・PCなど)
- ☐ メリットだけでなく、デメリットの説明も受けたか
- ☐ 費用は「選定療養」の対象か、支払いイメージは明確か
1つずつ確認するだけで、迷いがグッと減ります。
結論:大切な目に「公的な安心」をそなえる選択を
白内障手術は、多くの方にとって一生に一度の大きな決断。
厚労省の「認可レンズ」を選ぶことは、公的に確認された安全性・効果・情報の透明性に支えられた、安心できる選び方です。
もちろん、最適なレンズは人それぞれ。
目の状態や生活スタイルに合わせて、医師と一緒にゆっくり選びましょう。
ご安心ください。納得して選んだレンズは、術後の満足度を高めてくれます。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。最終的な診断・治療方針は、必ず専門医にご相談ください。



