
最新多焦点レンズ「TECNIS Odyssey(オデッセイ)」の実力とは?✨
👁️視能訓練士も驚く!最新多焦点レンズ「TECNIS Odyssey(オデッセイ)」の実力とは?✨
白内障手術を考え始めると、
「どのレンズを選べばいいのか分からない」 「遠くも近くも、できるだけメガネなしで過ごしたい」
と悩まれる方がとても多いです。
今日は、そんな皆様にぜひ知っていただきたい「最新の多焦点眼内レンズ」について、現場で検査を担当している視能訓練士の目線からお話しします。
その名は「TECNIS Odyssey(テクニス オデッセイ)」。
私たちは毎日、手術を受けられた患者様の視力検査を行っていますが、このレンズを入れた方の結果には、正直プロの私たちも驚かされることが多いです。
この記事では、パンフレットのデータと、実際の「生の声」を交えながら、Odysseyの特徴を分かりやすくご紹介します。
1. Odyssey(オデッセイ)ってどんなレンズ?📘
まずは、このレンズの“基本のき”から。
多焦点眼内レンズとは?
白内障手術で濁った水晶体を取り除いたあとに入れるレンズの一種で、
「遠く専用」ではなく、遠く・中間・近くなど複数の距離にピントが合うように設計されたレンズです。
Odysseyは、「連続焦点(Full Visual Range)」と呼ばれる新しいタイプの多焦点眼内レンズです。
これまでの多焦点レンズは「遠く」と「近く」など、決まった距離にピントが合うものが主流でしたが、Odysseyは遠方から近方まで、なめらかに視力を維持できるのが最大の特徴です。
イメージとしては、
- 「遠く用」「近く用」と分かれている階段
ではなく、 - 遠く〜中間〜近くがなだらかにつながっているスロープ
のような感覚に近いレンズです。
2. 現場のORTが実感!「ここがすごい」👀
日々の検査で、実際にOdysseyを入れた患者様と接していて感じる「すごいポイント」は、特に次の2つです。
① 遠くの視力が驚くほどクリア!
パンフレットのデータでも高い視力結果が出ていますが、現場の実感としても
「術後の遠方視力 1.2」が出る方が珍しくない印象です。
「標識の文字がくっきり見えるようになった」
「景色の奥行きまでハッキリ分かる」
といった声をよくいただき、若い頃に近い“スカッとした見え方”を実現できている方が多いです。
② 近くも見えて、メガネいらずのシーンが増える
「遠くがよく見える分、近くは弱いのでは?」と心配される方も多いですが、手元の見え方もとても良好です。
メーカーの調査データによると、術後1ヶ月で93%の方が「どの距離でも眼鏡を必要としなかった」と回答しています。
実際の検査室でも、
- スマホの文字
- 新聞や雑誌
- レシートの小さな文字
などをメガネなしで読めている方が多く、
「ここまでメガネに頼らず過ごせると思わなかった」と、皆様とても喜ばれています。
3. 数字で見る患者様の満足度📊
Odysseyを選ばれた患者様の満足度も、非常に高い結果が出ています(米国社内データより)。
- 全体的な満足度:94%
- スマホやタブレットを見るときの満足度:96%
- 夜間の見え方(階段や道路など)の満足度:92%
特に、スマホを見る時の満足度が96%というのは、
「日常生活の大部分をスマホが占める」現代において、とても心強いポイントです。
数字はあくまでデータですが、
「遠くも近くも、普段の生活の中で“困らない”見え方」が、
多くの方に実感されているレンズだと感じています。
4. なぜそんなによく見えるの?やさしく専門解説🔍
「どうしてそんなにハッキリ見えるの?」と疑問に思われるかもしれません。
実は、Odysseyにはいくつもの最新テクノロジーが詰め込まれています。
コントラストがくっきり(ChromAlign™ テクノロジー)
目の中で生じる「色のズレ(色収差)」を補正する技術が搭載されています 。
色収差とは?
光の色によって、ピントの合う位置が少しずつズレてしまう現象のことです。
これが大きいと、どこか「ぼんやり」した見え方になります。
このズレを補正することで、昼間の屋外はもちろん、室内や夜間でも、
コントラストの高い、くっきりとした見え方をサポートします。
夜間の「光の輪」を軽減(ハロー・グレア対策)
多焦点レンズ特有の、夜ライトを見た時に光の輪が見える現象(ハロー)や、光が散る現象(グレア)を、従来の3焦点レンズに比べて軽減するよう設計されています 。
ハロー・グレアとは?
ハロー:街灯や車のライトのまわりに、「輪っか」がかかったように見える現象 グレア:光がにじんだり、まぶしさが強く感じられる現象
完全にゼロになるわけではありませんが、
夜間の運転や外出が多い方にとっても、配慮された設計と言えます。
5. Odysseyが向いている方・注意したいポイント📝
向いていそうな方
- 遠くも近くも、できるだけメガネに頼らず生活したい方
- スマホ・タブレット・PCをよく使う方
- 旅行や趣味など、アクティブに過ごしたい方
あらかじめ知っておきたいこと
- 目の状態(角膜・網膜・乱視の程度など)によっては、
他のレンズの方が合う場合もあります。 - 見え方には個人差があり、慣れるまでに少し時間がかかることがあります。
- 夜間のライトの見え方(ハロー・グレア)は、ゼロではなく、
「許容できる範囲かどうか」を医師と相談しながら検討していきます。
大切なのは、パンフレットだけで決めてしまうのではなく、
「ご自身のライフスタイル」と「目の状態」を踏まえて、
医師や視能訓練士と一緒に選んでいくことです。
6. まとめ:自分に合う“相棒レンズ”を一緒に選びましょう💖
TECNIS Odysseyは、
「遠くをスカッと見たい、でも近くもメガネにあまり頼りたくない」という
願いを、高いレベルでバランスよく叶えてくれる多焦点レンズの一つだと感じています。
もちろん、すべての方に「これ一択」というレンズは存在しません。
目の状態や生活スタイルによって、最適な選択は変わります。
それでも、視能訓練士として日々検査をしている立場からは、
「視力も良く、患者様の満足度も高い」と自信を持っておすすめできるレンズの一つです。
「自分にはどのレンズが合うのかな?」と気になった方は、
診察の際に、遠慮なく私たちスタッフへご相談ください。
あなたのライフスタイルに合った“相棒レンズ”を、一緒に考えていきましょう✨
※記事内のデータはJohnson & Johnson Surgical Vision, Inc.の資料に基づきます。



