
手術時間はたった10分?多焦点眼内レンズ手術の流れと安全性を徹底解説
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手術時間はたった10分?多焦点眼内レンズ手術の流れと安全性を徹底解説
こんにちは!
「目の手術」と聞くと、あなたはどんなイメージが浮かびますか?
「大切な目にメスを入れるなんて、想像するだけで怖い…😱」
「手術中、もし痛みがあったらどうしよう…😥」
「一体どんなことをされるんだろう…?」
わかります、わかります!そう感じてしまうのは、決して特別なことではなく、むしろ当然の感情です。大切なあなたの目ですものね。
でも、その不安の多くは、「実際に何が行われるのかを詳しく知らない」という、“漠然とした不安”から生まれているのかもしれません。
この記事では、現代の多焦点眼内レンズ手術(白内障手術)が、実際にはどんな流れで行われ、どれほど安全に進化したのかを、一つひとつ丁寧にご説明します。
読み終える頃には、きっとその「漠然とした怖さ」が、「なんだ、そうだったんだ!」という具体的な「安心」に変わっているはずです✨
【STEP1】ご来院からご帰宅まで。手術当日の流れをシミュレーション!
多焦点眼内レンズ手術は、入院の必要がない「日帰り手術」が基本です。「え、入院しなくていいの?」と驚かれる方も多いんですよ。
当日は、以下のような流れで進みます。
ご来院・受付 🏥
指定された時間にご来院いただきます。どうぞリラックスしてお過ごしくださいね。最終検査と準備 🩺
手術の前に、最終的な目の状態をチェックします。その後、手術の準備として、瞳孔を広げる目薬や、感染症を防ぐための目薬を点眼します。麻酔 ✨
手術室に入る前に、麻酔を行います。…といっても、チクッとする注射じゃないんです!「点眼麻酔」という、目薬タイプの麻酔なので、痛みはありませんよ◎ 数回点眼するだけで、手術中の痛みはほぼ感じなくなりますので、ご安心ください。手術 👨⚕️
いよいよ手術です。リクライニングチェアのような手術台に横になり、顕微鏡の優しい光を見ていただいている間に、手術は進みます。驚かれるかもしれませんが、実際の手術時間は、片方の目につきわずか10分~15分程度です。休憩 ☕
手術後は、血圧などを確認し、問題がなければご帰宅の準備となります。ご帰宅 👋
保護用のメガネや点眼薬を受け取ってご帰宅です。ご自身での運転は危ないので、当院の送迎サービスや公共交通機関をご利用くださいね。
私の家族も「え、もう終わったの?」でした(笑)
実は、私の両親も全く同じ流れでこの手術を受けました。始まる前はやっぱり「ドキドキする…」と緊張していましたが、術後の第一声は「え、もう終わったの?」という、拍子抜けするほどの感想だったんです。あっという間だったようですよ。
【STEP2】「本当に痛くないの?」その秘密は『点眼麻酔』にあります!
手術で一番気になるのが、やっぱり「痛み」についてですよね。
先ほども少し触れましたが、現在の白内障手術では、目の周りに注射をするのではなく、「点眼麻酔」を使うのが主流です。
目薬をポタポタと点眼するだけで、手術に必要な麻酔効果がしっかりと得られます。そのため、手術中にメスによる痛みを感じることは、まずありません。
もちろん、器具で目にそっと触れられている感覚や、少し押されるような感覚を覚えることはあるかもしれませんが、「痛い!」という感覚とは異なりますので、安心してくださいね。
【STEP3】進化した医療技術が「高い安全性」を支えています
「10分で終わるなんて、簡単な手術なの?」と、逆に不安に思われる方もいるかもしれません。それは、医療技術がこの数十年で飛躍的に進歩した結果なんです。
極小の切開創(わずか2~3mm!)
手術の際、角膜(黒目)につくる傷口は、わずか2~3mm程度。傷口が非常に小さいので、自然にふさがり、糸で縫う必要もほとんどありません。だから、体への負担が少なく、回復も早いんです。
超音波のすごい技術
昔のように濁った水晶体を丸ごと取り出すのではありません。超音波を発する極細の器具で水晶体を細かく砕き、優しく吸い出すという、非常に精密で負担の少ない方法が確立されています。
これらの技術革新により、現代の白内障手術は、眼科領域において最も安全性が高く、完成された手術の一つと言われています。
まとめ:過度に怖がらないで。まずは「知る」ことから始めましょう
ここまでお読みいただき、いかがでしたでしょうか。
手術への不安や恐怖心が、少しでも和らいでいれば、私たちもとても嬉しいです。
もちろん、それでも不安がゼロになることはないでしょう。大切なのは、不確かな情報で過度に怖がるのではなく、正しい知識を持つことです。
手術を決断するのは、まだずっと先の話で構いません◎
まずは、ご自身の目の状態を知り、専門家と直接話をして、心の中にある疑問や不安を一つひとつ解消していくことから始めてみませんか?
私たちは、いつでもあなたの声に耳を傾ける準備ができています。どんな小さなことでも、お気軽にお話ししに来てくださいね!