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10代の頃より、よく見える!?多焦点眼内レンズFineVision

こんにちは!鈴木眼科グループ院長 兼 主任執刀医の鈴木高佳です。

本日もみなさまに役立つ、目の情報をお届けして参りますので、どうぞお付き合いください。

第5回目となる本日は、『眼内レンズ』についてお話していきたいと思います。


白内障は、人間の目の中にある水晶体が濁ることで発症する病です。

手術の際は、濁ってしまった水晶体を取り除き、代わりに人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入することで視力を回復させます。

この『眼内レンズ』には複数の種類があり、全ての眼科に共通ではありませんが、患者様自身で選ぶことが出来るようになりました。


眼内レンズは、大きく分ける単焦点眼内レンズと、多焦点眼内レンズの2種類に分けられます。

一般的な手術の、用いられるのは単焦点眼内レンズです。

単焦点眼内レンズは、手術前と比べれば視力は回復しますが、名前の通り単焦点ですから、ピントの合う範囲が遠近どちらかに限られます。

そのため、手術後も適宜メガネを必要とする場合があるでしょう。


それに対して、多焦点眼内レンズは遠近両方にピントを合わせることが出来るレンズです。現在、国内で使用されている多くの多焦点眼内レンズは遠近または遠中間の2焦点ですが、当クリニックでは、遠・中・近の3つに焦点があてられる【FineVISION】というレンズをおすすめしています。

FineVisionを用いることで手術後はクリアな視界を取り戻すことができ、患者様の中には「10代の頃よりよく見えるようになった!」と、大変喜んでいただけることも少なくありません。

ただし多焦点眼内レンズは保険適用外の手術になりますので、単焦点眼内レンズと比べると費用が割高になってしまうことは否めません。


ですが私は、白内障手術を希望される患者様に対して、多焦点眼内レンズを強くお勧めしています。その大きな理由としては、災害時や緊急時に見えないことは大変危険だからです。

特に日本は地震大国。いつ、どこで震災に見舞われるか分かりません。

ですから災害時、自分の命を守るために、なるべくメガネを必要としない生活を過ごして頂きたいのです。


平成21年から多焦点眼内レンズの手術は、生命保険の先進医療特約の対象になりました。

多焦点眼内レンズを希望される方は、ぜひ加入先の生命保険会社にお問合せしてみてください。


当クリニックでは、白内障手術に関する質問やお悩みも随時受け付けています。

何か気になる点がありましたら、お気軽にご相談くださいね!

鈴木高佳
鈴木高佳

鈴木眼科グループ院長 兼 主任執刀医。 平成6年日本医科大学卒。日本医科大学第一病院にて麻酔科研修後、横浜市立大学医学部付属病院に所属する。この間、同大学病院、函館の藤岡眼科病院、小田原の佐伯眼科クリニックへの勤務を通して白内障手術はじめ眼科一般の経験を積む。平成14年より東京歯科大学市川総合病院眼科にて角膜疾患の診断・治療に携わり、また同年より東京歯科大学水道橋病院眼科にてLASIKをはじめとする屈折矯正手術と日帰り白内障手術を専門に行う。平成19年国際親善病院眼科部長に就任。網膜硝子体疾患に対し手術および内科的治療(光線力学療法、抗血管内皮増殖抑制因子硝子体注射療法など)を導入し、多数の患者さんの診断と治療を担当。平成22年4月、戸塚駅前鈴木眼科を開院。