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オルソケラトロジーはなぜレンズを着用するだけで、近視矯正されるのか?

こんにちは!鈴木眼科グループ院長 兼 主任執刀医の鈴木高佳です。


本日もみなさまに役立つ目の情報をお届けして参りますので、どうぞお付き合いください。

第7回目となる本日は、前回お話した『オルソケラトロジー』のメカニズムについてお話していきたいと思います。


まず最初に、前回の復習から。

オルソケラトロジーとは近視・近視性乱視の方向けの治療方法です。

低年齢時に治療を行うことで、近視抑制効果が期待できる最先端の治療法として、注目を浴びるようになりました。

就寝時に専用のレンズを着用すれば、日中は裸眼で過ごすことが出来るので、治療を希望される患者様は増加傾向にあります。もちろん、当クリニックでも導入しています!


よく治療を希望されるお客さまから、「なぜ夜に専用コンタクトレンズを使用するだけで、近視が改善されるのでしょうか?」と質問をお受けすることがあります。確かに不思議ですよね。私もこのオルソケラトロジーの治療法を初めて聞いたとき、そのメカニズムがとても気になりました。


メカニズムを知るために、まず近視の状態から説明していきたいと思います。

基本的に目の構造は、カメラに例えて説明すると分かりやすいのですが、水晶体はレンズに、網膜は画像を映すスクリーンに例える事ができます。

スクリーン(網膜)にピントが合う状態を『正視』と呼び、正視状態の眼球は丸い形をしています。しかし近視が発症すると、その眼球が前後に伸びてしまい。横長の丸に変形してしまうのです。


オルソケラトロジーに使用するレンズは、内面は複数のカーブで構成された特殊なレンズを使用します。このレンズを就寝中に装用することで角膜の矯正が可能になりました。

継続して装用すると、角膜のカタチをゆっくりと変化させ、結果として眼球のカタチを『正視』状態へと近づけることが出来るのです。私たちの身近なモノで例えるなら、補正下着の様なイメージでしょうか。

よろしければ、下記URLも参考にしてみてください!

「オルソケラトロジーってなに?」


ここ最近の傾向として、近視の患者様はスマホや小型ゲーム機の普及なのでしょうか、小学校低学年くらいのお子様が増えてきているような気がします。

もし近視が原因で、メガネを装用しているお子様がいらっしゃれば、オルソケラトロジーも検討してみると良いかもしれません。

オルソケラトロジーにご興味をお持ちの方は、当クリニックで随時相談を承っております。お気軽にご相談くださいね。

鈴木高佳
鈴木高佳

鈴木眼科グループ院長 兼 主任執刀医。 平成6年日本医科大学卒。日本医科大学第一病院にて麻酔科研修後、横浜市立大学医学部付属病院に所属する。この間、同大学病院、函館の藤岡眼科病院、小田原の佐伯眼科クリニックへの勤務を通して白内障手術はじめ眼科一般の経験を積む。平成14年より東京歯科大学市川総合病院眼科にて角膜疾患の診断・治療に携わり、また同年より東京歯科大学水道橋病院眼科にてLASIKをはじめとする屈折矯正手術と日帰り白内障手術を専門に行う。平成19年国際親善病院眼科部長に就任。網膜硝子体疾患に対し手術および内科的治療(光線力学療法、抗血管内皮増殖抑制因子硝子体注射療法など)を導入し、多数の患者さんの診断と治療を担当。平成22年4月、戸塚駅前鈴木眼科を開院。