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老眼 疲れる.....老眼の対処方法とメリットデメリットは?<<NO.1>>

こんにちは。

本日もみなさまに役立つ目の情報をお届けして参りますので、どうぞお付き合いください。

さっそくですが第17回目となる本日の内容です。


在宅でのリモートワーク生活でパソコンを長時間見る時間が増え、目の疲れを自覚することが多くなった……と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それは、老眼の始まりかもしれません。



老眼ってそもそも何?

老眼の対処方法は何があるの?

どの対処方法が一番良い?メリットデメリットは?


こういった疑問にお答えしていきます。


目次[非表示]

  1. 1.老眼について解説します。
  2. 2.老眼の対処方法をまとめました。
    1. 2.1.1. 眼鏡による対処法:
    2. 2.2.2. コンタクトによる対処法:
    3. 2.3.3. 手術による対処法:
  3. 3.老眼対処方法のメリットデメリット
    1. 3.1.メガネによる対処法のメリットデメリット
    2. 3.2.コンタクトによる対処法のメリットデメリット
    3. 3.3.手術による対処法のメリットデメリット
  4. 4.さいごに

老眼の対処法は?

老眼について解説します。


一般的に、40代半ば頃から、近くの文字が見えにくくなったり、目が疲れやすくなったりする症状が出てきます。

特に遠くがよく見えていた方ほど早く感じる症状ですが、そのほとんどの場合は、

調節機能の低下が原因の、いわゆる「老眼」(老視)です。


​​​​​​​眼の中では、「水晶体」が、調節機能を担っていて、

見たい距離に合わせて、水晶体を厚くしたり薄くしたりして、網膜に画像が綺麗に表示されるようにピント調節をしています。


水晶体は、若い頃は自由自在に厚さを変えて、オートフォーカスのようにあらゆる距離にピントを合わせていますが、年齢を重ねることによって、水晶体の弾力性は失われて硬くなり、段々と厚さを変えることができなくなってきてしまいます。


その状態が調節機能の低下=老眼というわけです。


老眼の対処法 コンタクトレンズを使用する場合

老眼の対処方法をまとめました。

1. 眼鏡による対処法:

老眼鏡(リーディンググラス)

二重焦点レンズ、累進多焦点レンズの眼鏡


手元にだけピントがあう単焦点レンズの老眼鏡(リーディンググラス)や遠近両用眼鏡をかけて、ピントが合わない範囲をカバーする方法です。


遠近眼鏡には、

遠くを見る部分と近くを見る部分に境目がある二重焦点レンズ(バイフォーカルレンズ)と、

遠くから手元まで一枚のレンズで連続的に見えるように、レンズの上部から下部にかけて段々と度数が変化する累進多焦点レンズがあります。



2. コンタクトによる対処法:

コンタクトレンズにはハードレンズとソフトレンズがあります。

ピントの合わせ方も2種類あり、

遠くを見る部分と近くを見る部分に分かれたバイフォーカルレンズと、

レンズ中央から徐々に度数が変化していくマルチフォーカルレンズがあります。



3. 手術による対処法:

・多焦点眼内レンズによる水晶体再建

 調節力の衰えてきた水晶体の代わりに多焦点(複数の焦点)眼内レンズを挿入する手術です


・モノビジョンレーシック

 片目のみ、あるいは片方を遠くに、もう片方を近くにピントが合うように左右に視力差をつけて、レーシックを行う方法です。


・老眼用フェイキックIOL

 水晶体は残したまま、後房に多焦点の眼内レンズを挿入する手術です。


・角膜インレイ挿入術

 角膜にカメラインレーと呼ばれる、薄く小さなリング状のフィルムを挿入して、ピンホール効果によって老眼を治療する方法です。


・Add-onレンズ

 すでに白内障手術(水晶体再建術)で単焦点眼内レンズが入っている方に、追加で多焦点眼内レンズ(Add-onレンズ)を挿入する手術です。



老眼対処方法のメリットデメリット


メガネによる対処法のメリットデメリット

まだ、調節力が残っている老眼が軽度なうちは、手軽な方法といえます。


ただ、老眼が進み調節できる範囲が狭くなってくると

見たい距離によって複数の眼鏡が必要になり、複数の眼鏡を持ち歩く手間や、掛け外しが面倒と感じる方もいらっしゃると思います。

また、老眼は70歳ぐらいまではどんどん進行しますので、進行の都度メガネの作りかえが必要になってくるでしょう。

1枚のレンズに複数の焦点があるバイフォーカルレンズ・累進多焦点レンズでも、近々レンズ、遠近レンズ、中近レンズなど、ライフスタイルによって使いわけが必要なことがあります。

また、バイフォーカルレンズも累進多焦点レンズも、見たい場所によって目線を変える必要があり、慣れが必要となります。



コンタクトによる対処法のメリットデメリット

眼鏡のようにフレームがない分、眼鏡に比べて視界が広くなります。


コンタクトレンズのタイプはハードレンズとソフトレンズ(使い捨ても含む)がありますが、ハードレンズは、レンズが硬いので慣れるまでに時間がかかる場合が多いです。


マルチフォーカルレンズのほとんどはソフトレンズで、ハードレンズに比べると装用感は良いですが、鮮明度に劣る傾向があります。

(*遠用部・近用部の配置は、コンタクトレンズのメーカーによって異なります)


ハードレンズは乱視矯正に優れていますが、老眼対応のソフトコンタクトはほとんどが乱視矯正できないのが現状です。


老眼が始まる前からコンタクトを使用している場合は、慣れているので問題ないかもしれませんが、老眼が進んでから、コンタクトレンズ装用を始める場合は、コンタクト自体が見えずらく、つけ外しが難しくなってきて、断念する方もいらっしゃいます。


また、

目に傷ができた時などは、コンタクトレンズが装用できないことがありますので、老眼対応のコンタクトレンズを使用していても、眼鏡は作成しておくことをお勧めしています。


手術による対処法のメリットデメリット

手術による対処法のメリットデメリットは次回に続きます。。。



さいごに

今回は老眼について説明してきましたが、老眼以外の他の病気による視力低下が起こっていることもありますので「老眼」かな?と思ったら眼科受診をお勧めします。


次回は、手術による対処法についての、その特徴とメリットデメリットをご説明していきます。



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鈴木高佳
鈴木高佳

鈴木眼科グループ院長 兼 主任執刀医。 平成6年日本医科大学卒。日本医科大学第一病院にて麻酔科研修後、横浜市立大学医学部付属病院に所属する。この間、同大学病院、函館の藤岡眼科病院、小田原の佐伯眼科クリニックへの勤務を通して白内障手術はじめ眼科一般の経験を積む。平成14年より東京歯科大学市川総合病院眼科にて角膜疾患の診断・治療に携わり、また同年より東京歯科大学水道橋病院眼科にてLASIKをはじめとする屈折矯正手術と日帰り白内障手術を専門に行う。平成19年国際親善病院眼科部長に就任。網膜硝子体疾患に対し手術および内科的治療(光線力学療法、抗血管内皮増殖抑制因子硝子体注射療法など)を導入し、多数の患者さんの診断と治療を担当。平成22年4月、戸塚駅前鈴木眼科を開院。