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Q.「手術を受けたら、何日後くらいから見えるようになりますか?」 多焦点眼内レンズQ&A[手術後の生活]①

A.手術を終えて、帰宅されるときには少しずつ見えるようになっていきます。
散瞳瞳孔を開かせて手術しますので、しばらくは視界がぼやけて見えますが、気を付けながら歩く分には問題のない程度です。当クリニックでは送迎を行っていますが、その帰りの車窓から、すでに外の景色は見えてきます

もしも「よく見えるようになったと実感するのは何日後?」というご質問であれば、通常は翌日~7日後には手術前との見え方の差を感じていただけます。ただしその部分の個人差はかなり開きがあるのです。

「見える」という現象は目だけが司っているように思われがちですが、実は網膜に映った像のデータを視神経経由で受け取って認識した結果「見えた」と感じる状態になります。つまり多焦点眼内レンズ手術で新しい見え方になったら、脳がその見え方に慣れ、対応できるようになるのを待たなければなりません。脳が慣れるまでの日数が人によって異なるわけです。

多焦点眼内レンズ手術を受けると急に若い頃のように、近くも遠くも見えるという見え方に戻り、最初はすぐに脳が慣れないせいで戸惑う方もいらっしゃいます。しかし、必ず徐々に慣れてきますので安心してください。

術後に定期検診を受けるたびに、医師から「見え方はどうですか?」と聞かれると思います。もし違和感があれば、できるだけ具体的に伝えるようにしてください。


さいごに

今回は「手術を受けたら、何日後ぐらいから見えるようになりますか?」という質問について回答しましたが、いかがでしたでしょうか?

医師には目だけではなく、全身状態についてしっかり伝えておきましょう。

次回は[手術後はいつ頃から勤めを再開できますか?]という質問に回答していきます。

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鈴木高佳
鈴木高佳
鈴木眼科グループ院長 兼 主任執刀医。 平成6年日本医科大学卒。日本医科大学第一病院にて麻酔科研修後、横浜市立大学医学部付属病院に所属する。この間、同大学病院、函館の藤岡眼科病院、小田原の佐伯眼科クリニックへの勤務を通して白内障手術はじめ眼科一般の経験を積む。平成14年より東京歯科大学市川総合病院眼科にて角膜疾患の診断・治療に携わり、また同年より東京歯科大学水道橋病院眼科にてLASIKをはじめとする屈折矯正手術と日帰り白内障手術を専門に行う。平成19年国際親善病院眼科部長に就任。網膜硝子体疾患に対し手術および内科的治療(光線力学療法、抗血管内皮増殖抑制因子硝子体注射療法など)を導入し、多数の患者さんの診断と治療を担当。平成22年4月、戸塚駅前鈴木眼科を開院。

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