【鈴木眼科】多焦点眼内レンズのメリットとは?著書「多焦点眼内レンズ入門」簡単解説④
こんにちは。本日もみなさまに役立つ目の情報をお届けして参ります。
どうぞお付き合いください。
前回、「当院に来院された患者様のお悩み事例」では実際の患者様のお悩みを紹介いたしました。
あてはまる症状や気になる症状はなかったでしょうか?
前回の記事はこちら。
著書「多焦点眼内レンズ入門」簡単解説4回目の今回は、多焦点眼内レンズがそれぞれのお悩みをどのように解消してくれるのか。多焦点眼内レンズのメリットを前後編に分けてお伝えします。
目次[非表示]
- 1.メガネ・コンタクトレンズの手間や費用が不要に
- 1.1.メガネ・コンタクトレンズの手間
- 1.2.メガネ・コンタクトレンズの費用
- 2.災害時や入院時にも荷物をミニマムに
- 3.著書のご紹介
- 4.さいごに
メガネ・コンタクトレンズの手間や費用が不要に
メガネ・コンタクトレンズの手間
長時間メガネを使う際のわずらわしさ、日々のコンタクト着脱の手間。
これらは視力が悪い人の共通のお悩みではないでしょうか?
また、メガネやコンタクトレンズの度数はいくらきちんと合わせても3年も経つと目の状態が変わり合わなくなってしまいます。
そのたびに視力を測りなおして作り直す手間はもちろん、日々使い捨てのコンタクトレンズを使っている方はコンタクトレンズの残量を確認して定期的に購入する手間もありますよね。
メガネ・コンタクトレンズの費用
ここでは50歳から老眼によって視力矯正のためにメガネやコンタクトレンズを使い始めた場合を想定して価格を計算してみます。
まず、70歳までは老眼が進むと仮定してその年齢まで3年ごとにメガネを買い替えた場合です。
・手元専用の老眼鏡(単焦点レンズ+フレーム) およそ2万~3万円
2万~3万円 × 6回 = 12万~18万円
・遠近両用メガネ(累進多焦点レンズ+フレーム) およそ3万~4万円
3万~4万円 × 6回 = 18万~24万円
続いてコンタクトレンズを使った場合だとどうでしょうか。
・遠近両用コンタクトレンズ(ハードレンズ) 片眼およそ2万~3万円
2万~3万円 × 6回 = 24万~36万円
・遠近両用コンタクトレンズ(ソフトレンズ・使い捨て1日タイプ)
片眼1か月30枚入りおよそ4000円
4000円 × 2眼 × 12か月 × 20年 = 192万円
上記の場合に加えて、メガネは3年経たずに壊れてしまい買い替えが必要になってしまうリスクが伴い、コンタクトレンズは目の充血などでつけることができず急にメガネの購入が必要になってしまうリスクを伴います。
多焦点眼内レンズ手術によって裸眼で過ごすことができるようになればこれらの手間や費用を無くすことが出来ます。
災害時や入院時にも荷物をミニマムに
夏には台風などの豪雨、冬には豪雪、そして地震の可能性など自然災害に備えて、非常用の持ち出し袋を用意していらっしゃる人も多いのではないでしょうか。
持ち出し袋の中にメガネやコンタクトレンズを用意する必要がなければ、荷物がより少なくなり緊急時に持ち出しやすくなるでしょう。
また、避難中に使い捨てコンタクトレンズがなくなってしまう心配やメガネが壊れてしまう心配をする必要もなくなります。
著書のご紹介
タイトル:メガネ・コンタクトレンズはもういらない! 多焦点眼内レンズ入門
出版社:幻冬舎
発売日:2021年2月1日
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さいごに
裸眼で過ごすことができる「多焦点眼内レンズ」はメガネやコンタクトレンズの着脱といった日々のわずらわしさを解消出来るだけでなく、緊急時の安心にもつながります。
目に関するお悩みを解決できる大きな一歩になる多焦点眼内レンズ。
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次回は多焦点眼内レンズを入れることで避けることができる様々なリスクについてご紹介いたします。