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【鈴木眼科】眼の日焼け?気をつけたい夏の紫外線と白内障

こんにちは。本日もみなさまに役立つ眼の情報をお届けして参ります。
ぜひ最後までお付き合いください。

いよいよ夏本番を迎えますね!
夏休みを楽しみにされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
夏になると日焼け止めのCMを目にすることも多いかと思います。肌の紫外線対策は日焼け止めで行うことが出来ますが、眼の紫外線対策はできていますか?
今回は目の日焼けや、紫外線と白内障の関係についてご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.ご存知ですか?眼の日焼け
  2. 2.実は大きな関連が!?紫外線と白内障の関係
  3. 3.大切な眼のために、気を付けたい紫外線対策
  4. 4.多焦点眼内レンズと紫外線
  5. 5.さいごに


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ご存知ですか?眼の日焼け

実は肌と同様、強い日差しや照り返しによって眼も日焼けをしてしまうことがあります。
これは肌の日焼けと同じように、強い刺激により体内の「活性酸素」の量が増えることと関連しており、
過剰な活性酸素が角膜にダメージを与えることで様々な症状が起こります。
主な症状としては以下のようなものがあります。
・ドライアイや目がしょぼしょぼとする
・目が痛む
・涙が出てくる
これらのダメージを放置してしまうと、「白内障」や「黄斑変性」などさまざまな病気の原因となる可能性があり、注意が必要です。

実は大きな関連が!?紫外線と白内障の関係

「紫外線が皮膚の日焼けの原因になるのは知っているけれど、眼にそんなに大きな影響があるの!?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんね。実は紫外線と眼に関する疾患には大きな関連があります。WHO(世界保健機構)によると、白内障原因の約20%は紫外線によるものだとされています。※1 身体に対する眼の表面積は2%以下ですが、特にあまりまぶしく感じられない曇りの日などはまばたきの回数が少なくなり、多くの紫外線を吸収してしまいます。紫外線は目のレンズの役割をする水晶体に吸収されて蓄積し、水晶体のたんぱく質が白く濁ってしまう原因となります。これが紫外線による白内障発症のメカニズムです。

※1 WHO「Radiation: The known health effects of ultraviolet radiation」

大切な眼のために、気を付けたい紫外線対策

肌であれば日焼け止めを塗るけれど・・・紫外線から眼を守るためにはどうしたら良いでしょうか。
紫外線から大切な眼を守るには、UV加工の付いたコンタクトレンズやサングラスが有効です。
サングラスを選ぶ際には「紫外線透過率」を参考にしてみてください。
これは紫外線をカットする割合を示し、例えば「紫外線透過率1%」であれば紫外線の99%をカットできるものとなります。「紫外線カット率〇%」のように表現されている場合もあります。
また、よく誤解されるのがレンズの色についてです。
色が付いていれば紫外線がカットされると思われる方もいらっしゃいますが、レンズ色の有無と紫外線カット率は関係がありません。一般的に濃いレンズをかけている場合は光を多く取り入れようと瞳孔が開くため、紫外線カットが十分でない場合は紫外線をより多く吸収してしまうことがあります。サングラスを買うときは、必ず紫外線カットの表記を確かめてから購入してくださいね

多焦点眼内レンズと紫外線

当院では、老眼や白内障の治療に世界最高性能の「多焦点眼内レンズ」をご紹介しております。
多焦点眼内レンズとは?詳細についてはこちら
ほぼすべての多焦点眼内レンズには紫外線カットの機能が備わっているため、レンズより後ろの網膜や視神経はある程度、保護されます。一方で、レンズより前にある角膜はダメージを受けてしまうため、やはり紫外線対策されることをおすすめします。
​​​​​​​多焦点眼内レンズ手術により視覚機能も改善されますので、引き続き眼を大切にしながらお過ごしいただければと思います。

さいごに

「夏バテ」という言葉がありますが、夏は身体だけでなく「眼」にも負担がかかる季節です。
楽しいことの多い夏休みのシーズンですが、特に外出の際は、熱中症対策と合わせてぜひ「眼」を守るための対策もご注意ください。
眼に関して少しでも気になることがある場合は、ぜひお気軽にお問合せくださいね。

当院ではお電話やWEB等で治療相談のご予約を承っており、zoomを使用したオンライン相談も行っております。
治療のご相談・ご予約はこちら

鈴木高佳
鈴木高佳
鈴木眼科グループ院長 兼 主任執刀医。 平成6年日本医科大学卒。日本医科大学第一病院にて麻酔科研修後、横浜市立大学医学部付属病院に所属する。この間、同大学病院、函館の藤岡眼科病院、小田原の佐伯眼科クリニックへの勤務を通して白内障手術はじめ眼科一般の経験を積む。平成14年より東京歯科大学市川総合病院眼科にて角膜疾患の診断・治療に携わり、また同年より東京歯科大学水道橋病院眼科にてLASIKをはじめとする屈折矯正手術と日帰り白内障手術を専門に行う。平成19年国際親善病院眼科部長に就任。網膜硝子体疾患に対し手術および内科的治療(光線力学療法、抗血管内皮増殖抑制因子硝子体注射療法など)を導入し、多数の患者さんの診断と治療を担当。平成22年4月、戸塚駅前鈴木眼科を開院。

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