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Q.「''糖尿病の人は白内障手術を受けられない''と聞いたことがあります。多焦点眼内レンズ手術も受けられないのでしょうか?」 多焦点眼内レンズQ&A[どんな人が手術を受けられるか]⑩

A.糖尿病の度合いと症状にもよりますが、すぐには受けられない可能性は残念ながらあります

例えば、血糖のコントロールがうまくできているときなら手術することが出来ます。
しかしHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値が高いなどの場合は、内科の専門医の診察を受け、手術が可能かどうか判断を仰ぐ必要が出てきます。
内科医と連携を取ることが出来れば、血糖値をゆっくり下げてから多焦点眼内レンズ手術を行えるケースもあります。
糖尿病を患っている人は、来院時に必ずその旨を眼科医に伝えてください。


さいごに

今回は「''糖尿病の人は白内障手術を受けられない''と聞いたことがあります。多焦点眼内レンズ手術も受けられないのでしょうか?」という質問について回答しましたが、いかがでしたでしょうか?

糖尿病三大合併症として糖尿病網膜症というものがあります。
定期健診は大変重要です。

次回は「多焦点眼内レンズ手術を受けられない人は?」という質問にお答えしていこうと思います。

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鈴木高佳
鈴木高佳
鈴木眼科グループ院長 兼 主任執刀医。 平成6年日本医科大学卒。日本医科大学第一病院にて麻酔科研修後、横浜市立大学医学部付属病院に所属する。この間、同大学病院、函館の藤岡眼科病院、小田原の佐伯眼科クリニックへの勤務を通して白内障手術はじめ眼科一般の経験を積む。平成14年より東京歯科大学市川総合病院眼科にて角膜疾患の診断・治療に携わり、また同年より東京歯科大学水道橋病院眼科にてLASIKをはじめとする屈折矯正手術と日帰り白内障手術を専門に行う。平成19年国際親善病院眼科部長に就任。網膜硝子体疾患に対し手術および内科的治療(光線力学療法、抗血管内皮増殖抑制因子硝子体注射療法など)を導入し、多数の患者さんの診断と治療を担当。平成22年4月、戸塚駅前鈴木眼科を開院。

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