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Q.「レーザーを使う白内障手術があると聞きました。多焦点眼内レンズ手術では使わないのですか?」 多焦点眼内レンズQ&A[検査や手術の受け方]④

A.レーザーを使う白内障手術は(Femtosecond Laser Asisted Cataract SurgeryFLACS)と呼ばれています。手術の全体の流れは、著書の本文でご説明した従来の超音波白内障手術と同一です。従来と異なるのは、その流れのなかのいくつかのステップをレーザーで行うという点です。治療成績という面では、従来のオーソドックスな方法で、エキスパートの熟練した術者が行う方法との差はありません。

また、多くの場合、手術にかかる時間は少し長くなります。そして、追加の費用や手術自体の費用が、より高額になる傾向があります。

ただし、従来の方法は術者の熟練度によって手術成績や所要時間に、ある程度の差やばらつきがあったのと比較すると、(レーザーにより)機械化されたステップが増えた分、それらの差異やばらつきは少ないと考えられます。


さいごに

今回は「レーザーを使う白内障手術があると聞きました。多焦点眼内レンズ手術では使わないのですか?」という質問について回答しましたが、いかがでしたでしょうか?

当院ではレーザーによる手術、従来の白内障手術、どちらも対応可能ですので、是非ご相談ください。

次回は[手術は仕事帰りに受けてもOKですか?]という質問に回答していきます。

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鈴木高佳
鈴木高佳
鈴木眼科グループ院長 兼 主任執刀医。 平成6年日本医科大学卒。日本医科大学第一病院にて麻酔科研修後、横浜市立大学医学部付属病院に所属する。この間、同大学病院、函館の藤岡眼科病院、小田原の佐伯眼科クリニックへの勤務を通して白内障手術はじめ眼科一般の経験を積む。平成14年より東京歯科大学市川総合病院眼科にて角膜疾患の診断・治療に携わり、また同年より東京歯科大学水道橋病院眼科にてLASIKをはじめとする屈折矯正手術と日帰り白内障手術を専門に行う。平成19年国際親善病院眼科部長に就任。網膜硝子体疾患に対し手術および内科的治療(光線力学療法、抗血管内皮増殖抑制因子硝子体注射療法など)を導入し、多数の患者さんの診断と治療を担当。平成22年4月、戸塚駅前鈴木眼科を開院。

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